小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年6月20日
エリアトップへ
市内で鍼灸マッサージ・整骨院を営む傍ら、市町村対抗かながわ駅伝の監督を務め、総勢60人の長距離走練習サークル「小田原ナイトランナーズ」をまとめる。
父の影響で高校入学時に始めた陸上競技。長距離の楽しさを教えてくれた恩師と出会い、3年時には3000m障害で全国制覇も成し遂げた。鳴り物入りで日本大学陸上競技部へ入部。1年でさっそく箱根駅伝の4区に抜擢されるも結果は区間最下位、箱根常連校の母校はシード権を失った。「取り返しのつかない失敗、地元に帰ることさえ嫌だった」と当時の苦い思い出を口にした。
それでも腐ることなく練習に励み、2年後に再び1区走者として箱根に戻ってきた。しかし、またもや大ブレーキ。「1度ならず2度。もっと走ることに情熱を持ち、仲間に対する尊敬の気持ちがあれば」と、悔しさは今でも残る。だが、走ることへの情熱は冷めることなく、毎朝20Kmのトレーニングが日課だ。「あの失敗があるからこそ、今がある。次の世代の選手が同じ失敗を繰り返さないためにも、真剣に陸上競技に取り組む選手を、様々な形で応援したい」と前を向く。
小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|