小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年7月11日
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小田原城北工業高校デザイン科の生徒有志によるゴミ収集車のペイントが7月3日に始まった。
この取り組みは1993年、市内でゴミ収集事業などを展開する「小田原衛生グループ」が、ペイントされた旅客機からヒントを得て同校に呼びかけたことから始まった。毎回生徒らが趣向を凝らしたデザインを考えており、今年はアニメやマンガといった「サブカルチャー」がテーマ。デザインリーダーの小野寺菫(すみれ)さん(2年)は、「吹き出しや言葉などを入れて、今まで見たことのないデザインにしたかった」と意外性を狙った。製作期間は1カ月と短いため、同グループの大泉圭史さんは「今までにない繊細なデザインで、早めの作業が必要だ」と話す。
のべ22年間で23台目となる同校の恒例行事。小川友華(ゆうか)さん(1年)は、「これをやりたくて入学した。ゴミ収集車のイメージをこの取り組みで爽やかなものにしたい」と熱い思いを語った。