小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年8月15日
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神戸の実業家・中村直吉氏が1928(昭和3)年、全国の小学校などに寄贈したブロンズ製の二宮金次郎像。昭和天皇の即位を記念し約1000体が贈られたが、金属類回収令(41年)の公布により、銃や砲弾など武器生産の材料として次々に供出されていった。だが、報徳二宮神社(地図【7】)では当時の宮司、草山惇造氏が「像は御神体と同然」と毅然と断り、今も境内にまつられている。
現存する像は、明星学苑(東京都)にあるものと合わせて2体のみという。