曇天ながら秋風がさわやかな8月29・30日、小田原城二の丸広場で開催された「第3回忍者の里・風魔まつり」はたくさんの親子連れで賑わった。
今年は趣向を凝らし、土壁の上や通りなどに忍者の人形を設置。子どもたちは触ったり記念撮影をしたりと”遭遇”に夢中だった=写真右下。小田原林青会の木組みのジャングルジムも人気。貸衣装に身を包んだ小さな忍者たちが一生懸命によじ登った=同左下。
8代目風魔小太郎と2代目おふうの名を懸けた「天下一忍者決定戦」は、雨中の戦いに。男性13人、女性8人の熱戦を制したのは柳沼慶樹さん(藤沢市在住・30)と秋田百子(ももこ)さん(横浜市泉区在住・36)。忍者をめざし、初回から参加し続け3度目の挑戦となった2人が、栄冠を手に入れた。
横浜市戸塚区の岡野悦子さんは、小学1年と4年の息子とともに、忍者を研究している隣人の阿部功さんに半年も前から誘われ、電車で小田原を訪れた。「手裏剣や貸衣装など体験型の催しが多く、楽しめる」と、笑顔で自身の忍者姿の写真を見せてくれた。
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