小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年11月7日
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劇団こゆるぎ座の第63回公演が10月31日と11月1日、市民会館大ホールで行われた。今年は同劇団の創立70周年にあたり、大ホールは2日間とも多くの観客で埋まった。
記念公演の演目は『小田原藩治水録 荻窪用水記』。藩命により箱根湯本から荻窪までの治水工事を成し遂げた農民たちの苦闘を描いた物語を、座員24人が熱演。凶作にあえぎながらも、一致団結して困難を乗り越える姿を、観客は固唾をのんで見守った。
終演後、座長の関口秀夫さん(76)が「団員たちの情熱により続いてきた70年の歴史。今後も応援いただきたい」とあいさつすると、場内からは大きな拍手がわいた。