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小田原産材でお出迎え 木材パネルで温もり演出

社会

公開:2015年11月7日

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 小田原市役所2階・3階のエレベーターホールと市長室前の廊下が、小田原産の杉を使い内装の一部を木質化。温もりのある空間に生まれ変わった。

 これは、小田原市が2012年から取り組む地域木材の活用推進事業の一環。一昨年の総合案内所に続き、「広い面積が取れ、かつ来庁者の目に触れる機会が多い」として市長室へ続く3階の廊下が選ばれた。

 木質化は95平方メートル分で実施。2階エレベーターホールには、2カ所に市松模様が完成した。以前の無機質なコンクリート壁から、バックが木のパネルに掛けかえられた水墨画を見て、職員からは「まるで美術館のよう」という声が上がっていた。

 3階はエレベーターホールから市長室前の廊下約20mにわたり、壁の両側に設置したパネルで”小田原らしさ”を表現。パネルを上下に切り離し、三分(0・9cm)の隙間を開けることで、山側に面した壁には、地形に沿い富士山などの山なみを、反対側には海を想起させるさざ波の模様を浮かび上がらせた。

地元の木材を地元の職人の手で

 手がけたのは、小田原地区木材業協同組合をはじめ、地元で木を扱う職人たち。製材は大山材木店の大山哲生さんが担当。小田原林青会の会長を務める小高誠仁さんが不燃・防腐等の処理を行い、木工団地の(株)ラ・ルースでパネルに加工した。デザインは、総合案内所やハルネ小田原の椅子も担当した伊藤陽子さんを中心に決定、小田原大工職組合と小田原工匠会が施工を行うなど”オール小田原”で取組んだ。

 パネルは常設展示されており、開庁時間に見ることができる。

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