小田原生(いき)ごみクラブ(濱野昌平会長)が今年度の「リデュース・リユース・リサイクル推進協議会」(以下3R推進協議会)が主催する功労者表彰の同会会長賞を受賞した。
表彰は3Rに顕著な実績を挙げている個人・団体が対象。2010年の設立以来、同クラブが取り組んできた、段ボールコンポストによる生ごみの減量と堆肥化の推進、サロン活動を中心とした普及啓発活動が評価された。
「目標は8000世帯」 段ボールコンポスト
3R推進協議会は、環境省や厚労省など関係7省庁と学識経験者、消費者団体などで構成される。受賞者の多くは大手ゼネコンを中心とした民間企業の取り組みがほとんど。市民団体の受賞は数少ない。今回も75件の受賞のうち、市民団体は生(いき)ごみクラブを含め6団体のみだった。
受賞に濱野会長は「クラブのメンバーがサロン活動を一生懸命やってくれたおかげ」と喜びを見せた。今回の受賞は、10月31日に尊徳記念館で開催されたサロンで報告された。
同クラブの普及活動もあり、小田原市内で段ボールコンポストに参加しているのは4000世帯にも上る。濱野会長は「市内全世帯の約1割にあたる8000世帯まで増やしたい」と目標を語った。