12月6日に開催された「第10回湘南国際マラソン」のフルマラソン・一般女子の部で、市内小船在住の船津麻里さん(43)が、フルマラソン初挑戦で初優勝の快挙を成し遂げた。
「精神的にきついとは思わなかった。一緒に走ってくれた仲間のおかげ」と笑顔で話す通り、これまで未知の世界だった42・195Kmを終始、腕時計と呼吸を合わせ2時間52分50秒の好タイムでゴールへ飛び込んだ。
船津さんは2人の子どもの母。昼はパートに出かける普通の主婦だ。長男・祥吾君(現・橘中3年)の体力づくりに付き合う形で7年前から走り始めると、すぐにランニングの魅力に取りつかれた。5年前からは毎日朝、夕合わせて15〜20Kmの練習をこなす。昨年は今回と同じ大会のハーフの部に出場、1時間23分12秒でこちらも初出場初優勝を果たしている。今年から小田原市で活動する陸上チーム「小田原ナイトランナーズ」に参加。仲間のすすめもあり、フルマラソン初挑戦の決意を固めた。
「正直、不安でいっぱいだった」と語る船津さん。初めてのフルマラソンに向け、夏場に練習距離を延ばそうとしたが体調を崩し、9月まで思うような練習ができなかった。しかし、富士吉田市の火祭りロードレースで2位に入り、手応えを掴み波に乗ると、その後は大磯港から江の島までの間を二度試走。万全の準備で大会に挑むとこれがピタリとはまり、沿道の声援を背に受け快走した。「体の痛みはもちろんあったが楽しく走れた。来年も優勝を目指す」と笑顔が似合うママの快進撃は止まらない。
男子は三宅さんが2位
フルマラソン・男子の部では、市内栢山の三宅翔太さん(26)が2位に入った。タイムは2時間27分33秒。三宅さんは終始、先頭集団をキープ。一時はトップに立ったがあと一歩の所で力尽きた。三宅さんは「悔しいが外国人選手と並走できたことが収穫」と話した。
小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|