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2016年小田原市成人式の運営委員長を務める 久保寺(くぼてら) 恵太さん 市内下大井在住 20歳

公開:2016年1月9日

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人生のタクト、振り方は自由

 ○…「『気づいたら』はたちになっていた。いろんな意味で一人前になりたい」―。10人の運営委員のまとめ役に手を挙げたのは昨年の夏。育った場所を離れて進路を決めた高校時代から、薄れつつあった地元とのつながり。現在も普段は都内にいることが多い。小中の同級生たちとも疎遠になっていたが、「この機会にさまざまなつながりを復活させ、地元にも関わりたい」と、約半年間準備に奔走した。

 ○…曽我小、千代中から「新しい土地に飛び込んでみたい」と弥栄高校(相模原市)でピアノを専攻し、現在は上野学園大学で声楽を学ぶ2年生。ウィスパーボイスとまではいかないが、やわらかな声になめらかな口調はよどみない。小学1年からピアノに触れ、小田原少年少女合唱隊に在籍、音楽は常に人生の傍らにあった。印象に残るのは、高校時代に訪れた東欧諸国。レッスンや演奏会に励む一方でオペラを堪能。「物価も安く食事もおいしかった」と大きな体で微笑んだ。

 ○…週一度のミーティングで顔を合わせる成人式の運営委員は、学生起業家や観光活動に取組む人など、境遇もさまざま。8畳の部屋でグランドピアノやエレクトーン、シンセサイザーに囲まれて暮らす音楽漬けの身には「刺激が多い」と目を丸くする。高校時代から演劇やミュージカルに興味を持ち、作曲や舞台演出に携わってきた。その仲間たちと劇団を結成し、昨年暮れには「初めてのことで手探り」ながら作り上げた舞台を都内で上演。着実に自分自身の道を歩んでいる。

 ○…「気づいたら迎えていた」はたちだが、アルコールも紫煙も、おとなの権利は享受している。お気に入りがコンビニで売っているカクテル、というあたりが初々しい。「語学も習得したいし、一人暮らしもしてみたい」。やりたいことはてんこ盛りだ。舞台関係の仕事、と大筋を描いているが、人生の航路はまだ決めかねている。赴くままに、大海に漕ぎ出す。

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