小田原市と南足柄市は、「合併を含む中心市としてのあり方」について議論する協議会を設置する方針であることが、このほど分かった。両市では、副市長が1月初めから近隣の町役場を回り、各町長らに口頭でこの方針を伝えている。小田原・足柄ともに議員に対してその旨の説明や報告をしており、両市は2月2日(火)に記者発表の予定だ。
両市は2014年6月に「県西地域における中心市のあり方研究」に着手。2015年1月に最終報告をまとめた。
15年3月の市議会定例会で、加藤憲一市長は代表質問に答える形で「合併により中心市の行財政基盤を強化したうえで、近隣自治体と連携し『連携中枢都市圏』の形成を目指すことが望ましい、との最終報告を受けた」としている。
小田原市は現在、単独で中核市へ移行の準備を進めている最中だが、加藤市長は本紙との新春インタビューで「状況によって周辺の市町との間で合併を検討すべきとなった場合には、真摯に議論していくとともに、検討作業を進めていく考え」と答えており、合併の検討も排除していない。
また南足柄市の加藤修平市長は今年度の施政方針に6年ぶりに「合併」の文言を盛り込み、昨秋の市議会全員協議会では、地方創生に伴う「連携中枢都市圏」を例に挙げ、小田原市とともに中心市を担う方針を出席者に示している。
2月4日には2市8町の首長が出席する県西部広域行政協議会が予定されており、両市長の発言が注目される。
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