川東地区に建設中だった交番が完成した。周辺住民にとって十年来の悲願となる新交番は、2月2日(火)から運用をスタートする。
川東タウンセンターマロニエの一角に完成した「鴨宮川東交番」(中里296の9)は、敷地面積115平方メートル、鉄骨2階建て。市内で交番が新設されるのは、2006年の三の丸交番以来、10年ぶりとなる。
同地区は、小田原シティーモールやダイナシティなど大型ショッピングモールの進出による人口と交通量の増加に伴い、盗難被害や交通事故に関する通報が増えていた。
治安維持のため、04年から市街地に交番の新設を希望する声が地域住民からあがっていた。08年には、下府中と国府津の自治会連合会が中心となって「川東南部地区大型交番設置推進協議会」を発足。交番設置に向けて協議を重ねてきた。
これまでの10年以上に渡る住民の思いが実を結び、昨年3月、県で新設のための予算が計上されこのたびの運用開始となった。
なお交番新設に伴い、鴨宮駅前交番(北口)は警察官が立ち寄り、駐留する「連絡所」となる。
警察官が24時間常駐
新交番は、3交代制で24時間警察官が常駐。パトカーの駐車スペースも2台分確保されており、緊急時にすぐに出動できる。
また室内には、女性警察官も24時間勤務できる男女別の仮眠スペースが設けられている。小田原警察署の山口政則地域担当次長は「地域の方の十年来の思いが形になった。地域の安心安全の実現に向けて尽力したい」と話した。
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