漂う凛とした気品 女流書道家の作品展

文化

掲載号:2016年1月30日号

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上)思い入れのある、菜根譚の「雁去而譚不留影」に並ぶ辰巳さん下)書道パフォーマンスで書き上げた堤さんの『翔』
上)思い入れのある、菜根譚の「雁去而譚不留影」に並ぶ辰巳さん下)書道パフォーマンスで書き上げた堤さんの『翔』

 市内南町の清閑亭と同城山のカフェ空(くう)で、市内在住の女性書道家の作品展が開かれている。

 清閑亭の静寂な空間に展示されている8点の書は、長年にわたって書き溜めたものから堤千恵子さんが選別した作品。「万物の始まりから終わりまで、対極にあるものの調和をイメージした」と向き合うように掲げられた『阿吽』のほか、行草体の巻き物も展示されている。

 堤さんの代名詞は、大筆によるダイナミックな漢字作品。書道パフォーマンスで書き上げた『翔』も見どころ。

 カフェ空の一角を飾るのは辰巳紫瑛(しえい)(本名・承子)さんによる8点の書。小田原ゆかりの詩人、北原白秋の『この道』や『星の王子さま』の一節など、筆の太さや表装もさまざまだ。

 「書とは自分そのもの。筆、墨に紙、それらを作った人のおもいを背負って書く」という。「七転八倒しながら」半紙に向かう過程で出た反故紙は、小さく切り台所でフライパンの油をぬぐうなどして役目を全うさせる。

 清閑亭は1月31日(日)、カフェ空は2月7日(日)まで観覧可能で、いずれも無料。

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