市外の学生”小田原”を学ぶ 大学で地場産業者が講義

文化

掲載号:2016年1月30日号

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ひものについて学ぶ学生(関東学院大)
ひものについて学ぶ学生(関東学院大)

 地場産業を学生たちに知ってもらおうと、市内の大学が工夫を凝らしている。市外、県外出身者が多く通う大学は、小田原の魅力を広く伝えていくための絶好の場となっている。

 1月22日、関東学院大学小田原キャンパスの授業で、ひものを製造する企業の社員たちが登壇していた。小田原のひもの業界の現状や新商品を紹介する社員の言葉に、学生たちはメモを取りながら耳を傾けた。受講した秦野出身の遠藤愛里さん(4年)は「こういう機会がないと、若い世代がひものの話を聞くことはないと思う。業界の人々の努力を知ることで興味がわいた」と話す。

 『地域文化論』。同大学が小田原キャンパスのみで実施する科目で、そのうちの2回の授業に、今年は小田原ひもの協同組合青年部のメンバーが出向いた。2年前から地場産業の関係者が学校を訪れ、かまぼこや寄木細工の講義が行われてきた。「自分たちが学ぶ土地のことを知ってほしい。新たな発見もあるので来年も続ける予定」と串田美保子教授(53)。文化論を履修する北隼斗さん(4年)は、新潟出身で現在は市内に下宿する。「4年間住んだ小田原には愛着もあるので、その街の歴史を学びたいと思って選んだ。おかずに悩んだときはひものを買います」

 小田原キャンパスには現在890人の学生が在籍するが、市内出身者は4%ほど。講師を務めた(株)山安の山田満常務(43)は、「小田原ひものを知ってもらえる絶好の機会だった。産業をつないでいくためには、若い世代にPRしていくことが重要」と前を見据える。

「かまぼこしか知らなかった」

 市内の他大学でも、地域を知ってもらおうとさまざまな取り組みが展開されている。国際医療福祉大では、新入生の必修科目『大学教養入門』の1コマで、関東学院大と同様に産業従事者が講義。食物栄養学科のある小田原短期大では、栄養教育の一環に小田原の名産品を活用している。

 年2回開催する『おだたん食育村』では、梅や鯵を用いた料理を小学生と一緒に作る。石塚菜々恵さん(2年)は「食材を使う前には一通り調べるので勉強にもなる」と話す。秦野出身の飯田彩花さん(同)は、入学前まで小田原のイメージはかまぼこだけだったと言い、「梅が有名なのも知らなかった。食育村で得た知識を、埼玉の友人と会ったときに教えてあげました」。学生たちが感じた小田原の魅力が、徐々に広がっている。

地元名産を使って食育(小田原短大)
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