小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年3月26日
エリアトップへ
漁師が一本釣りした鮮魚をその日の夕方販売する「夕市」が3月17日、ハルネ小田原で開催された。
2014年度に小田原市漁業協同組合が主体となって発足した「小田原市産地協議会」による試みで、同組合の遊漁船部会が協力。1月から3回にわたり市場が立った。
アマダイやアジなどを狙った1、2月の釣果は上々だったが、3月は竿が揺れる機会が少なく、定置網漁で漁獲したイシダイやホウボウが売り場に並んだ。いずれの夕市にも、茅ヶ崎や藤沢など海のある街から訪れた買い物客が、地元市民と一緒に列を作った。
市水産海浜課の金本晃二さんは「小田原には漁港があり、新鮮な地魚が水揚げされる。この恩恵のPR・再発見ができた」とし、現在、整備が進む小田原漁港新港西側地区の活用に向け「漁業関係者の意識の醸成や新たなニーズの把握にもなった」と成果を述べた。