月曜の昼下がり。寺町公民館の2階を訪れると、30人超が楊名時太極拳師範の永井康江さんに倣い、ゆっくりと体を動かしていた。公民館向かいにある窪倉医院が主催する、「ニコニコ健康教室」の一コマだ。
健康教室は毎月第1・3月曜日に開催され、4月4日が3回目。午後1時30分に窪倉俊隆院長(57)による医療講話でスタートした。講話で取り上げるのは認知症や食生活指導などの身近な話題だ。休憩をはさみ1時間半近く太極拳で全身運動を行うと、「すっきりした」などの声が挙がった。
企画、運営は同医院の窪倉範子さん(82)。「加齢とともに体を動かす機会が減ると、病気が増える。地域貢献の一環として、楽しみながら生活習慣に気を配れるような催しを行いたい」と、5年ほど前に発案。黒岩祐治県知事が推進する「未病を治す」理念に共感し、内容を練り上げた。
自治会長の理解を得て公民館を借りられることになり、最初に声をかけたのは患者や近所の人たち。初対面でも気楽に交流できるよう、太極拳はくじ引きで立ち位置を決めている。夫婦や友人同士で参加する人もあり、40〜90代が交じって醸しだす和やかな雰囲気が流れていた。
次回は4月18日(月)。参加費500円。希望者は事前に申し込みを。(問)窪倉医院【電話】0465・34・6335
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