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呼びかけに全国から参集 福島・小高の河川敷を市民が手入れ

社会

公開:2016年5月7日

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ともに汗を流した参加者が集まり、ベンチの贈呈式を行った
ともに汗を流した参加者が集まり、ベンチの贈呈式を行った

 東日本大震災後に生まれた住民間の交流が続く福島県南相馬市で4月23・24日、報徳の森プロジェクトの高木大輔会長らが、地元住民とともに河川の草刈りを行った。2日かけて整備された中洲の公園周辺には、同プロジェクトから木製のベンチ5脚が贈られた。

 福島第一原発15Km圏内の南相馬市小高区では、避難指示の解除に向けて除染が進んでいる。同プロジェクトでは、コミュニティ施設にベンチテーブルやモミの木を贈るなど、これまでも「分度」にあった支援を行ってきた。

 今回は、恩人が暮らす小高を頻繁に訪れる友人に、「震災前のような、桜並木の美しい河川敷を復活させたい」という相談を受けた高木さんがそれに応えたもの。全国に散らばる、小高を応援する人たちにSNSを使って呼びかけ、小田原はもとより、広島や東京、群馬などから、2日間で約30人が集まった。

 河川の整備には地元の住民や行政職員も参加。鎌や草刈り機を手に、伸び放題の雑草を前に奮闘し、約2時間後には地面が見えるまでに。きれいになった河川敷には、「相州小田原 報徳の森」の焼き印が押された、ヒノキ製のベンチが置かれた。心地よい疲れの中で腰をおろした参加者たちは口々に「木のいい香りがする」と談笑していた。

 小田原から参加した佐藤宏子さんは「一つの目的に向かう作業は一体感があった。来年はこの桜並木の下で、みんなで集まり花見がしたい」と振り返った。また、2日間にわたり汗を流した小高区産業建設課の木幡隆さんは、「環境の回復以外に、つながりや勇気という成果の大きさを実感した」と笑顔を見せた。プロジェクトでは、今後も定期的に草刈りに訪れる考えだ。

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