学生が考えたスイーツを商品化する―。小田原短期大学と、南足柄市の社会福祉法人県西福祉会が運営する、こだわりたまごとお菓子の店「ふくらん」のコラボレーション企画が4月27日にスタートした。
「たまごスイーツコンテスト」と銘打つこの企画は、2014年に続き2回目。働く障がい者を応援する同店が、学生の自由な発想を商品化、販売し地域活性化や福祉業界への固定概念を払拭するのがねらい。
食物栄養学科2年生に「たまごを活かしたスイーツを考える」という商品企画を提示。企画にあたり、経営コンサルタントの井口裕子氏が登壇し、菓子業界の市場やコンビニ、人気コーヒー店など「世の中のトレンド」を紹介し、チョコレート菓子を題材に企画のグループワークを行った。
講義中、井口氏は「売れる商品にはセオリーがある。でも、セオリーは置いておいて、まずは皆さんのときめきを大事に考えてみて」と指導。10代20代の女性が持つ若い感性がこの企画で生きることを伝え、「自分の創造性に蓋をしないで。創造しながら仕事をし、生きることが楽しいとわかってほしい」と期待を込めた。授業を終えた西條友梨さんは、「トレンドや市場など知らないことが知れ楽しい学びだった。ゼミの内容も活かし良い商品を作ります」と笑顔を見せた。
学生は6月に企画書を提出。7月上旬の一次審査、7月下旬のコンテストを経て商品化が検討される。
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