地元・小田原で初の個展を開催中のイラストレーター 武内 厚さん 市内浜町出身 34歳

掲載号:2016年6月4日号

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ペン1本で拓く未来(あす)

 ○…A4サイズの紙にシャープペンで下書き。筆ペンで描き上げるサーファーや侍、熊などのキャラクターはどれも愛くるしく、個性的なものばかり。紺、赤、白の3色のみで表現するイラストは、見た人に「もしかしたら描けるかも」とさえ思わせるほどシンプルでありながら、何とも味がある。「意外と描けないでしょ」。愛嬌たっぷりの笑顔もまた、イラスト同様、人を引きつける。そのタッチが世間で評価され出したのは、ごく最近のことだ。

 ○…相洋高校を卒業後、漫画家を目指し専門学校へ進学した。卒業後はアシスタントとして修業を積みながら、出版社に自身の作品を売り込む日々。小学館のコンテストで佳作に入賞したこともあったが、念願の連載までには至らず。生活のため、友人から頼まれる結婚式のウェルカムボードの作成など、特技を活かし日銭を稼いだ頃もあった。だが、三十路を迎え、現実と向き合い一般企業に就職。それでも時間があれば、絵を描き続けた。「夢を諦めきれなかった」。その思いだけが、昨年イラストレーターとして独立する決意へと突き動かした。

 ○…「目立つような存在ではなかった」と、少年期を振り返る。それでも絵画が展覧会に出展され、版画は文集の表紙を飾るなど、その才能は、内気な少年に時折スポットライトを浴びせた。「結局、絵しかなかった」。個展に加え、SNSで活動を発信するうちにファンもでき、サインを求められることもしばしば。そんな慣れないサインを紙いっぱいに練習した形跡を、恥ずかしそうに隠した。

 ○…同じ夢を追いかけていた専門学校の同級生も、そのほとんどが絵に携わる仕事から退いた。「簡単に花開く世界でないことはわかっている。ただ、一人でも多くの人に絵を見てもらいたい」。昨年12月に入籍、今年4月に式を挙げた妻も背を押す。守るべき人もできた今、ペンを持つ手に、より一層の力が入る。

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