(株)古川(古川剛士社長)は5月13日、社員や家族向けにがん検診啓発講演会を開催した。社員のがん検診の費用を全額負担している同社が毎年行っている企画で、今回はともにがん経験者の吉田久美さんと久光重貴さんを講師に招いた。
胸のしこりに気付きながらも子育てに忙しく放置していたという吉田さんは、出血があったことを機に受診。2008年に乳がんの告知を受けた。
治療が始まると吐き気や抜け毛に苦しみ、「子どもは学校から帰ると私のそばを離れず、『死んじゃうの』と泣きついてくることもあった」と当時の様子を赤裸々に語った。「同じ境遇の人しか分からないことがある」という実体験から、2010年には「乳がん体験者コーディネーター」の資格を取得。昨年の再発以降もがん患者に寄り添う活動を続けている。
3年前に右上葉肺腺がんに罹患した湘南ベルマーレフットサルクラブの久光さんは、病院で出会ったがん患者たちが次々と亡くなる現実に直面することが一番辛いと話す。一方、「最後の最後まで頑張る人たちがたくさんいる」ことに励まされ、現在も治療を続けながらプレーしている。
社員のがん検診受診率がほぼ100%で、昨年9月には厚生労働省が主導する国家プロジェクトで「がん対策推進パートナー賞」を受賞した同社。「妻が病気になれば仕事どころではなくなってしまう」と、社員の配偶者の受診率向上もめざしているという。
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