小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年6月11日
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焦げた醤油の香りが漂いそうなホタテのバター焼き、きめ細かいふわふわのスポンジケーキ。思わず食欲がそそられそうな食品模型を、本多正典社長を含め3人の社員が手作業で作り上げている。
材料はビニール樹脂。実際の食材から型を取り、本物と見比べつつ油絵具で忠実に色を再現する。試行錯誤を繰り返しながらの根気がいる作業だが、「お客様がこだわって開発した商品。そのイメージを崩すわけにはいかない」と本多社長。細部にこだわり、たとえば魚の干物は目玉やヒレなど部位ごとに分けて型を取るのだそう。旅館で飾る鏡餅など大型のものもあるが、「一つひとつが小さく、数も多いから」と、シラスやサクラエビには苦労するのだとか。