小田原市議会の6月定例会が6月8日に開会した。一般会計補正予算案ほか、市病院事業の設置等に関する条例の一部改正、市斎場整備運営事業などの議案が上程されている。
2016年度6月補正予算案では、国庫支出金を活用し、「歴史資産の保存と活用」「観光まちづくりの推進」などを目的とした事業費として、合わせて7607万円を計上した。
内訳は、歴史的風致維持向上計画を推進すべく、白秋童謡館や松永記念館の本館収蔵庫の改修事業費に1417万円を配分。議案が通れば、老朽化や劣化の対策として補強工事や外壁塗装などが行われる予定だが、これに伴う休館はないという。
また、熊本城災害復旧寄附金として熊本市に贈られた小田原城天守閣リニューアルオープン初日の入場料相当額245・9万円は、天守閣事業特別会計事業費に計上された。
消化器外科を新設
このほか、市立病院の診療科目に消化器外科を新設、56億5492万円で小田原斎場PFI(株)が落札した市斎場整備運営事業、奥アンツーカ(株)が3億6398万円で落札した城山陸上競技場改修工事の請負契約締結などの議案が審議される。
成立すれば、市立病院では肝臓がん患者に対する腹腔鏡手術の実施が可能となり、患者への身体的負担の軽減が期待できるという。また、城山陸上競技場では運動競技に適した芝の「スポーツターフ」への全面張り替え、ラグビーゴールの基礎部分や散水用スプリンクラー、防球ネットなどが設置される。
15日から委員会開催
6月28日(火)まで開催される定例会の今後の内容は以下のとおり。
14日(火)質疑、各常任委員会付託、請願・陳情付託、15日(水)総務常任委員会、16日(木)厚生文教常任委員会、17日(金)建設経済常任委員会、22日(水)各常任委員長審査報告と採決、請願・陳情審査結果報告と採決、一般質問は22日〜24日(金)および27日(月)・28日(火)。
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