国府津出身の松下祐樹さん(24・ミズノトラッククラブ)がリオデジャネイロ五輪の切符をかけ、6月24日(金)から愛知県で開催される「第100回日本陸上競技選手権大会」に挑む。
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松下さんが初の五輪出場を目指すのは、400mハードル。日の丸をつけて臨んだ昨夏の世界陸上北京大会では、日本人唯一の準決勝進出を果たした。今季も好調を維持し、5月に自己ベストとなる49秒10をマーク。五輪参加標準記録(49秒40)を突破した。
五輪代表には、昨年に続いて日本選手権で優勝すれば内定、3位以内でも選出される可能性はある。本紙取材に対して松下さんは、「本当に勝負の大会。攻めのレースをして小田原の方々に明るいニュースを届けたい」とコメントした。
地元国府津では、「松下祐樹を応援する会」が各所にのぼりを立てるなどしてエールを送る。「小田原の誇り。地域として出場を後押ししたい」と同会の高橋正則代表(69)。小学校からの同級生で、中学入学時に松下さんを陸上部へ誘った清野洋克さん(24)は「周囲にはあまり見せないが、努力していたのは知っている。日本選手権を連覇してリオに弾みをつけてほしい」と期待を寄せる。
なお日本選手権には、市内からほかにも走高跳で加藤玲奈さん(23・小田原市役所)、400mで青木りんさん(相洋高3年)が出場する。五輪派遣選手の発表は27日(月)。
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