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夏の朝の清らか ハスが開花

文化

公開:2016年7月9日

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 「ぽんと音がして咲くっていうから、過去にビデオカメラをかついで撮影に来たことがあったわ」。7月5日、小田原城の堀で咲き始めた大賀ハスにカメラを向けていると、同じような構えの女性がいた。

 市内南町に住む女性は10年来、堀のハスを撮影し続けている。うまく撮れた一枚を5年前に亡くなった父の仏壇に飾る。「写真なら枯れないでしょう。毎年取り替えてあげるのよ」と自転車に乗って颯爽と帰っていった。

 千代の蓮華寺では、6月下旬から、4〜50種類あるハスの開花が始まった=写真上。

 羽田鳳照住職は毎日、半日ほど時間をかけて、鉢に水を足すなどの手入れを行う。裏庭と合わせると約150鉢のハスは、7月中旬まで楽しめるという。

 仏教では、泥水の中から芽を出し花を咲かせるハスの姿は、仏の智慧や慈悲の象徴とされている。よい行いをした人は死後、極楽浄土に往生し、同じ花の上に身を託し生まれ変わる、という思想から「一蓮托生(いちれんたくしょう)」という故事がうまれた。

 また中華料理店などでおなじみのレンゲ(陶製のさじ)は、散った花びらの1枚に見立てられた「散蓮華」が略された言葉とされる。

葉の丈が高くなり、花は埋もれるように咲く=6日・小田原城南堀
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