小田原アリーナで初めて開催された国際試合に、詰めかけた観客3197人が沸いた。7月8日、リオデジャネイロ五輪に出場する女子バスケットボール日本代表が83-54でセネガル代表を下し、本番へ向け弾みをつけた。
満員に膨れ上がった小田原アリーナで、世界ランキング16位の日本は、同24位で五輪にも出場するセネガルと対戦。第1Q(クオーター)は、本川紗奈生(さなえ)選手がゴール下に切れ込む鋭いドリブルで得点を重ね試合をリード。第2Qでは、セネガルに3ポイントシュートを次々と決められ一時は23-25と逆転されるが、主将の吉田亜沙美選手を中心とした速攻などで再逆転。その後は、180cm台の長身を活かして両チーム最多の19得点をあげた高田真希選手や間宮佑圭選手らの活躍で、第4Qまでに29点差をつけ快勝した。
キッズも興奮「勉強になった」
すべての競技を通じて小田原アリーナで初となった代表戦に、観客は興奮。スピードを生かした日本の攻撃や、高さを誇るセネガルの攻守に歓声があがった。 東富水ミニバスケットボールチームの女子メンバーは、「日本代表を間近で見ることができてうれしい」と話し、声援を送り続けた。町田ミニバスの杉田皐心(こころ)さん(山王小6年)は、同じポジションのガード・吉田選手を目で追った。「正確なパス回しが勉強になった。地元で見られてよかった」と喜んだ。
試合後の記者会見で吉田選手は、「会場の雰囲気がすごく良く、ファンとの一体感を感じた。たくさんの方に応援してもらえるのは幸せ。小田原で試合ができたことに感謝している」と語った。
約束果たし会長は”ホッ”
今回の試合を実現させるために奔走した小田原バスケットボール協会の前田誠会長(72)は、会場の盛り上がりにホッと胸を撫で下ろした。誘致にあたり、「絶対に満員にするから小田原へ呼んでくれ」と日本協会へ誓っていたからだ。「観客が喜んでくれ、スポーツで感動を与えられることを実感した。今後もこういう機会を増やしていきたい」と意気込んだ。
3大会ぶりに五輪に出場する女子日本代表は、初のメダル獲得を目指す。
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