神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

子育て世帯の流出防ぐ 働く母親がシンポジウム

社会

公開:2016年7月30日

  • X
  • LINE
  • hatena

 「小田原通勤ネットワーク」(加茂圭子代表)は8月7日(日)、幼い子どもをもつ世帯の市外への流出を食い止めるためにも、より良い保育環境を求めて議論しあう場を設けようと一般参加型シンポジウム「小田原の今と未来」を開催する。おだわら市民交流センターUMECOで午前10時から正午まで。

 小田原市の2015年1月1日時点の人口は、2010年に比べて3705人減少、そのうち0〜4歳は582人で全体の約16%だった。

 神奈川県内でみると、同年代の減少数は横浜市の5532人を筆頭に、横須賀市(1780人)、相模原市(1771人)と続き、小田原市は6番目。一方、増加していたのは川崎市(735人)、藤沢市(230人)、真鶴町(3人)の3自治体にとどまる。県では「川崎は相次ぐ大規模マンションの建設、藤沢では宅地開発などが背景にあるようだ」と分析するが、減少の要因は「明確にはわからない」と話す。

重い送迎負担

 仕事と子育てを両立する母親らによる同ネットワークは、主に都内へ電車通勤しているメンバーで構成。子どもを駅前で預けて保育施設へ送り届けてもらう「送迎保育ステーション」の設置を求め、昨秋には市議会に陳情書を提出するなど活動を続けているが、実現には至っていない。重くのしかかる送迎負担から転出していくメンバーも後を絶たず、加茂さんは「若い世帯の流出は、子育て環境の整備も左右するはず」と考え、今回のシンポジウムを企画したという。

 当日は立正大学経済学部の専任講師で、都市地域計画を専門とする小林隆史さんや、送迎保育ステーションを導入する横浜市や厚木市の担当者らが登壇。参加者も含めて、子育て世帯が定着する都市のあり方について議論する。

 参加無料。事前申込制。託児サービスあり(要予約)。詳細はNPO法人小田原市生涯学習推進員の会【電話】0465・33・1890。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

甘柑荘が定期公開へ

小田原市板橋

甘柑荘が定期公開へ

「虎に翼」主人公モデルゆかり

4月20日

学生主役のステージ登場

ライブイベント小田原大合戦

学生主役のステージ登場

高校生中心に企画運営

4月20日

県1部昇格を目指す

社会人サッカー久野FC

県1部昇格を目指す

昨年度からリーグに加盟

4月13日

箱根町が先駆モデル地域に

オーバーツーリズム対策

箱根町が先駆モデル地域に

混雑緩和へ、今夏事業開始

4月13日

1市2町でプラスに

公示地価

1市2町でプラスに

バブル期以来の上昇基調

4月6日

新作はMFゴースト版

小田原市マンホールカード

新作はMFゴースト版

市内誘客 人気アニメ活用

4月6日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook