小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年8月27日
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「メンバーが誰一人欠けないよう、原点に帰り、明るく楽しい会に」と開口一番。憧憬を持ってクラブに入り、今もなおそれがあるからこそ言えるセリフだ。
高校1年で決めた獣医の道。北海道で生まれ「牛の獣医になりたかった。瞳がさ、すっごく優しいんだ」。しかし、大学生の頃、子牛が売られる悲哀の歌『ドナドナ』さながら、懐いていた子牛との別れに憔悴。それでも「動物が好き」という初心は澱まなかった。
家族の一員を預かって約30年。去勢や骨折など最初の手術は覚えている。味わったドキドキ、ハラハラは獣医として忘れてはならない初心。それがあるから使命を全うし、預けてくれた家族の笑顔を見られる。大学時代、バンドでボーカルを務めた美声は今も健在だ。