日本のメダルラッシュに沸いたリオデジャネイロ五輪。彼らの活躍に刺激を受け、地元でもスポーツを始めたり、レベルアップのためにスポーツクラブの門を叩く子どもたちがいる。メダリストが競技人口の拡大に貢献している現場が、そこにはあった。
市内矢作の卓球クラブ「タナカ卓球」には現在、小学生、中学1年生、上級者の3クラスに約50人が通う。1クラスの定員を増やしたが、「今年はすごい。ずっと断っている」(田中昇代表)状態だ。中学生は年度初め(4月)に部活を決める生徒が多く、8月からクラブに通う子は少ない。例年、夏の大会で中学3年生が引退した後に「空席」ができるが、今年は8月以降の入会者であっという間に埋まってしまった。
リオ五輪では何と言っても「水谷隼選手のインパクトが強かった」と田中代表は話す。特にシングルス準決勝の水谷選手と中国の馬龍(まりゅう)選手の壮絶なラリーの応酬は、8月に入会したスコット芽唯さんと本多優奈さん(ともに鴨宮中1年)も「すごかった」「観ていて感動した」と強い印象を残していた。加えて、中学生にとっては15歳で日本代表として活躍した伊藤美誠選手の存在も大きな刺激。同校の卓球部に所属する2人も、4年後の東京五輪について「出たいよね」と照れながら顔を見合わせた。
10人入会、年度初め並み
内村航平選手の2連覇や団体金メダルに沸いた体操は、女子も4位と健闘。「体操ニッポン」は子どもたちにも強く印象づけられた。 リオ五輪の代表候補選手も輩出した市内田島のとらい体操クラブ(中山孝人代表)には「例年2、3人」という10月に、「年度初めの4月並み」の10人もの入会希望があった。
前羽小2年の山内水恋さんも、内村選手らの金メダルに憧れて入会した一人。「(テレビを)ずっと見ていた。感動した」と話す。学校の授業で、2年生は6段までしか飛ばせてもらえない跳び箱も、クラブでは7段、8段に挑戦でき、「楽しい」という山内さん。これからの目標は、マットでの逆立ちと大会でのメダルだ。小学6年生で迎える東京五輪を「観てみたい」と目を輝かせた彼女。その時は、東京の「次」を目指す存在になっているかもしれない。
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