相洋高校の女子バレーボール部とサッカー部が、全国大会出場へあと1勝と迫っている。初の悲願達成に向け、今週末に各地で運命の一戦に挑む。
県の上位2校に与えられる”春高バレー”の切符を目指す女子バレーボール部が、快進撃を見せている。
11月6日に行われた5回戦の相原高戦は、第1セットを奪うも、続くセットを11―25の大差で落とす。これまでなら流れを取り戻せずに終わってしまうことも多かったが、この試合はちがった。「3年生の意地が出た」と主将でエースの中川由貴さん(3年)は振り返り、第3セットを奪い返して勝利した。続く準々決勝の厚木北高戦は、10月から集中的に取り組んだブロック練習の成果を発揮。最も高くて170cmほどという小柄なチームだが、タイミングをはかったブロックで連続ポイント。セットカウント2―0で、過去最高のベスト4を決めた。
相洋は、大和南高を全国常連校に押し上げた飯塚博幸監督(67)が1年半前に就任。「もともと力のあった選手たち。精神面が成長してミスが減ったのが大きい」と話す。中川さんは「サッカー部もがんばっているので、ここまで来たらすべてを出し切って全国へ行きたい」と語気を強めた。
全国出場をかけた川崎橘高との準決勝は、本日12日(土)午前10時から藤沢市秋葉台文化体育館で行われる。
残り1分の劇的勝利
全国高校サッカー選手権県大会で、創部以来初の準決勝に進出した相洋は、11月5日に法政二高と対戦。試合前から両校の応援が白熱する一方、試合は互いに攻め手を欠く静かな展開。特に相洋は前半のシュート数が0本と、準々決勝で向上高を圧倒したアグレッシブさが影を潜める。
緊張感から積極性に欠けているとみた綱島陽介監督(40)は、ハーフタイムに「おもしろくないだろ。もっと楽しんでやっていいよ」と指示。すると、後半からゴールへ向かう意識が増し、徐々に試合の主導権は相洋に傾き始める。
好機を作るも得点に結びつかない展開が続くなか、後半も残り1分に差し掛かった時だった。石橋直也君(3年)が強い弾道のミドルシュートを放つと、ゴール左隅に刺さって先制。法政二の必死の反撃を抑え、劇的勝利を収めた。主将の渋谷拓海君(3年)は「決勝を目指してやってきた。あとは勝つだけ」と必勝を誓った。
決勝の桐光学園高戦は明日13日(日)、三ツ沢球技場で午後1時キックオフ。
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