小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年11月19日
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真っ赤なトサカの一体一体に、愛らしい目をそっと貼り付けていく――。市内蓮正寺の知的障害者支援事業所・梅香園では、来年の干支にあたる『酉』の張子人形の制作が進められている。
約40人の利用者が自立支援や就労移行を目的に通う同園。4年ほど前、請け負っていたビデオテープ解体の作業が終了した事を受け「何か新しく取り組める作業はないか」と園職員で話し合い、新聞紙を用いた張子制作がスタートした。干支は今年の『申』に続く2作目だ。
粘土状にした新聞紙を型にはめ、磨きあげて作った土台に、丁寧に装飾を施していく。土台だけでもシュレッダーやミキサー等を用いた複数の工程があり、「1日14個くらいが限界」(山下良男施設長)。目標の250体に向け、利用者が分担しながら一体一体手作りしている。山下施設長は「みんなが携わって作りあげている。1年中大事に手元に置いてもらえたらうれしい」と話した。
張子人形は一体1200円で販売中。問合せは同園【電話】0465・37・0181。
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