めだか米で作った地酒の名称とラベルをデザインした 村田 幸一さん 市内板橋在住 69歳
メダカが紡いだ小田原愛
○…野生のメダカを保護するための田んぼで収穫した米で作った日本酒に「(丹沢山)桑原」「左岸」と名付け、ラベルをデザインした。デザイナー、ディレクターとして日本有数の酒造メーカーのCMを30年近く担当する大ベテランでも「思い入れが全然違う」と興奮気味に語る。今年は酒米の稲刈りにも参加。出来栄えの良さに、早くも来年の出荷を心待ちにしている。
○…横浜生まれ。アメリカに憧れ、アメリカに影響を受けた少年時代。コーラもソフトクリームもクリスマスも駐留するアメリカ軍から教わった。大学時代は学園紛争真っ只中。2〜4年の3年間は授業がなく、アルバイトに明け暮れる毎日だった。バイト先に美大生が多く、彼らとの交流がきっかけで広告代理店での仕事に興味を持つようになる。都内の中堅代理店に就職。日本有数の大手代理店との競合は「しんどいけれど、楽しかった」と満足気に笑う。副社長まで上り詰め、大手の独壇場だった航空会社から仕事を受注したのを最後に独立。54歳だった。
○…妻の母との同居に伴い、小田原に移り住んだのは3年前。仕事をしながら「地域に根差した暮らしがしたい」と様々な活動に参加。そのうちの一つが「メダカの里親」だった。「今までの仕事では交われない人との出会いや、自然との共生が新鮮」と、まるで以前から住んでいたかのようにすっかり小田原の生活が板についている。
○…プライベートな時間は自らコーヒーを挽き、読書に没頭するのが常だった。しかし、小田原に移り住んでからは、愛猫が相棒に。捨てられていた仔猫を保護して以来夫婦揃ってすっかり虜になっている。今まで見たこともなかった動物番組を「食い入るように見ている」のだとか。リードを付けて散歩をさせ、布団の中で一緒に寝ているなどの話になると、それまでの凛々しい表情が、一気にくしゃくしゃになった。
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