子どもたち自身が弁当の献立作りから調理、後片付けまでを行うことで、普段の食事に込められた思いに触れる「弁当の日」の一環で「お弁当レシピコンテスト」が開催された。
市内の中学生を対象に行われたコンテストには1229点の応募があり、12月3日には最終審査に残った7人が実際に調理、栢沼行雄教育長や片山和彦ヒルトンリゾート&スパ総料理長、原正樹小田原ガス社長ら審査員が試食。見た目や栄養のバランスなどの観点から審査した。
最優秀賞にあたる市長賞には、鴨宮中1年の樋口瑞香さんの「湘南の恵み弁当」が選ばれた。樋口さんは審査員特別賞も合わせて受賞した。「食べることが好き」という樋口さん。最初は苦手だった料理も、朝食の卵焼きなど母親の手伝いをしながら少しずつ好きになりつつあるという。今回の弁当にはアスパラガスやオクラ、ピーマンなど「自分が好きな食材を取り入れたのが良かったのかも」と目を細めた。
なおその他の受賞は以下の通り(敬称略)。
【教育長賞】鎗田こころ(城山中2年)、【優秀賞】島崎晴菜(国府津中1年)、【おいしそうで賞】下川裕司(酒匂中2年)、【地産地消で賞】大平帆海(ほのか)(鴨宮中2年)、【お弁当奨励賞】北川健太郎(城南中1年)、【お弁当奨励賞、小田原ガス賞】伊藤莞大(かんた)(泉中2年)