相洋高校和太鼓部が、昨年12月に南足柄文化会館で行われた県総合文化祭の「第27回郷土芸能発表会・和太鼓部門」で優勝し、2年連続11回目となる全国総合文化祭出場を決めた。
上位1校にのみ与えられる全国の切符をかけ、県大会に挑んだ相洋。郷土色を打ち出した『えっさ小田原』と、『天翔ける龍』の2曲を披露し、審査員から最高評価を得た。部長の加藤大地君(2年)は「練習してきた中で1番いいものが出せた。ほっとしている」と優勝を喜んだ。
5年前の再来狙う
加藤君が全国出場に胸をなで下ろした背景には、『天翔ける龍』への挑戦がある。同曲は、5年前に全国制覇した先輩たちが使用したもの。現チームはそのとき以来初めて、優勝曲を託された。加藤君は「プレッシャーもあったが楽しく演奏できた。先輩を超せるよう全国優勝を狙う」と話した。
また県大会の個人賞で、梅澤喜央さんと山本さくらさん(ともに2年)が優秀賞を獲得。2人はソロパートも受け持ち、チームの中心的役割を担う。山本さんは「全国ではもっとパワーアップした演奏を見せたい」と意気込んだ。
全国総合文化祭は、8月に宮城県で開催される。