2市任意協議会第3回会議に先立ち、小田原、南足柄両市議会で県西地域の中心市のあり方に関する調査特別委員会が開催された。両市職員からなる事務局が、協議事項および報告事項を説明した。
1月11日に開かれた小田原市議会の特別委員会では、1月24日(火)の第3回会議で協議予定だった合併の方式、時期について「第3回で協議・決定するのは適当でないとの両市長の判断に基づき『協議の取扱いについて』に変更。第3回では方式と時期そのものについて協議・決定は予定していない」と説明された。
これに今村洋一委員長をはじめ委員が「(方式・時期を)後回しにして何を協議するのか。これでは協議が進まない」と不信感を露わにし、急きょ、両市長の出席を求めた。市長の代わりに委員会に出席した加部裕彦副市長は「合併をシミュレーションする上での具体案を第3回会議で示す」と明言、事なきを得た。この日の委員会では「南足柄市の編入合併」で検討していく考えがまとめられた。
一方、16日には南足柄市議会でも同委員会が開かれ、事務局から同様の説明がされた。委員会の最後には決が採られ、両市で新しい市を立ちあげる「新設合併」での検討が過半数を得た。第3回会議は1月24日午後1時半から小田原市役所で行われる。
協議会は両市長を正副会長に、両市議各4人のほか県職員、学識経験者、商工業団体の代表者、地域団体代表者など33人で構成されている。今後の協議にも影響する合併の方式、時期の具体案は両市長の合意の上でこの場で示される。
事務局は協議期限が今年9月までであるため、新設か編入かのどちらかでシミュレーションをしていきたい考え。「一貫した想定のもとに1つのパッケージにし、住民に示す」とし、来年度後半に民意を問う。
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