小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年4月22日
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湘南海上保安署(藤沢市・和田聡明署長)は4月13日、小田原漁港防波堤から海中へ転落し、漂流していた人を発見・救助した3人に対して、市漁業協同組合で感謝状を授与した。
救助者は、第一ちどり丸船長の久保田源太郎さん、第一弘美丸船長の湯川幸次さん、第五浩丸船長の伊与田工さん。
漂流者の発見は4月1日の午前7時頃。この日、早朝からいつも通り客を船に乗せ、遊漁をしていた湯川さんは、乗船客から「前から人が近づいてくる。『助けて』と言っているよう」との話を聞き、漂流者に近づいた。漂流者は浮き輪をしており、湯川さんが乗船を促すと「もう無理だ。体が動かない」などと発したため、港にいた久保田さん、伊与田さんに連絡を取り、2人は救助船で現場に駆け付けたという。
和田署長は救助者に対して「4月初旬のまだ水温が低い海で、救助が遅くなれば命をなくすところだった。
素早い救助は大変ありがたかった。これからもぜひ協力してもらいたい」と労をねぎらい感謝の意を表した。久保田さんと湯川さんは仕事上、海難事故に遭遇する機会もあり「救えるもんなら救ってやりたい。人命を守ることが第一」と振り返った。
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