小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年5月27日
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現金手渡し型オレオレ詐欺未遂事件の被疑者検挙に協力した小田原市内在住の小泉幸由さん(67)に5月11日、小田原警察署(北川常弘署長)から感謝状が贈られた。
小泉さんは4月28日に、息子を装う被疑者から「トラブルがあって費用を立て替えるのに会社の金を使い込んだ。会社の監査があり、ばれたらクビになる」と電話を受けた。小泉さんは息子に連絡を取り、事実ではないことを確認。その後、詐欺に遭ったふりをしながら時間を有効的に使い、警察への通報につなげる「夫婦の連携プレー」で被疑者の検挙に協力した。
北川署長は「(振り込め詐欺は)今回のケースのように、市民の方のご協力がないと検挙につなげることができない。全体として難しい案件だが、これからも組織に打撃を与えていきたい」と感謝を述べ、小泉さんも「2人でいたからよかった。人の家のお金を踏みにじってなんて人だという思い。その場は緊迫していたが、警察官の迅速な対応に安心した」と胸をなでおろした。