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県行政書士会小田原支部の支部長に就任した 小関 典明さん 西酒匂在住 64歳

公開:2017年5月27日

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誠心できちっと果たす責任

 ○…明治時代の代書人に端を発する行政書士。はじめは読み書きができない人のためのボランティアが士業となっていった。この仕事の要を「まずは話をしっかり聞く。それをきちっと実現する」と肝に銘じ、市井の人々と行政を繋ぐ専門家としての責任をしかと果たすことにプライドを持つ。そして「何よりも誠実にすることが大事」と。

 ○…36年前に創業した頃行政書士会に入会。当時は今ほど組織的ではなかった。「組織にしなきゃダメだ」。同業者が情報を共有し、皆同じ高いレベルで活動できるシステムを作るという先見の明と志が突き動かした。今では100人の支部になり、研修会や親睦会で現況をシェアする。その誠実で真面目な人柄とたしかな腕ゆえに県の副会長、ひいては日本行政書士会連合会の理事を務め、数年前には行政書士を志す人のための参考書も監修した。

 ○…横浜で生まれ育った三兄弟の次男坊。実家の香料屋を継ぐべく工業高校に進んだが在学中に倒産。その後、会計事務所や司法書士事務所に勤め、司法書士を目指したが、学閥の壁は高く司法書士になれなかった。「仕方ない」と腹に落として行政書士へと方向転換。「行政書士に必要」だという法律知識、図面の作成、簿記の三要素は、高校入学から創業までに身につけていた。「司法は待ちの仕事。行政は外へ出てやっていく仕事」と士業の半生を振り返り、迷いなく「こっちのほうがよかった」。

 ○…「次男坊はオヤジに似るんだよ」。可愛がってもらった父と同じように酒が好き。今ではもっぱら焼酎を好み、口をついて出た銘柄は「知心剣」。「でも控えないとなぁ」と漏らす理由はかわいい8歳の孫娘のため。「ハタチまでは面倒見てあげたい」と仕事の話とは打って変わってめっきり好々爺の顔。ミスが許されない張りつめた士業業務でも、きっと時折見せるこの笑顔で人と人とを繋いできたに違いない。

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