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南東北で高校総体開幕 チョイジル君が相撲個人で初出場

スポーツ

公開:2017年7月22日

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稽古に打ち込むチョイジル君
稽古に打ち込むチョイジル君

 7月22日(土)から、南東北を舞台に開幕する全国高校総体(IH)。ソフトテニスや陸上競技で市内の高校生が相次いで出場権を獲得するなか、旭丘高校からモンゴル人留学生のチョイジル・スレン君(2年)も、相撲・個人戦での初出場を決めた。

 6月18日に川崎で行われた県予選。土俵がぬかるむという予期せぬコンディションに戸惑ったが「調子は良かった。全体的に自分の相撲が取れた」。番狂わせで星を落とす場面もあったが、得意の上手投げなどを繰り出し5勝2敗と、確実に全国への切符を手中に収めた。

 ロシアとの国境付近、冬場はマイナス50℃の世界となる極寒の地・オブス県出身。モンゴル相撲の経験はあるが「自分の成長を違う角度から感じたい」と留学を決意。「正しいと思う道を進め」という父の言葉を胸に、日本での相撲道を邁進してきた。立った状態で組み合うモンゴル相撲とは異なり、礼に始まり、礼に終わる日本の相撲。「初めは立ち合いに慣れなかった」と振り返る日本語も、今では流ちょうだ。授業で語学を、部員と寝食を共にする稽古や日常生活の中で相撲道と日本の文化を吸収してきた。「勉強も相撲も、謙虚に貪欲に」(岸田光弘顧問)と励んだ結果、来日して1年3カ月でその才能を開花させた。

自信つけた関東V

 185cm、113kgという大柄な体格に加え、身体能力の高さを覗わせるスピード感のある投げ技。「積極的に前へ出る」持ち味を発揮したのが、県予選直前の関東大会だった。「腰もしっかり割れていた。まわしを取って投げる自分の形ができた」と得意のパターンを披露。無差別級で、神奈川県勢41年ぶりの優勝という快挙を成し遂げた。苦手だった立ち合いから中盤、詰めへと終始相手を制する相撲を取れるようになったことが、自信につながっている。

 関東制覇で弾みをつけ、IH出場と勢いに乗る今、「コンディションは上り調子」と充実感も漂わせる。初の全国に向け「優勝を目指したい。教えてもらったことを出して、自分の相撲が取れたら」と前を向いた。

相撲は8月4日(金)から、宮城県大崎市鳴子スポーツセンターで行われる。

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