小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年7月22日
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昼休みを告げるチャイムが鳴り響く国府津小学校。元気よく校庭に駆け出す児童を見下ろす部屋に、本を片手に集まってくる児童がいた。全児童を対象に毎月行われているビブリオバトル。1人1冊本を持ち寄り、その本の気に入ったところを紹介する。7月11日には60人以上が集まり、テーブル別にバトルが始まった。
ビブリオバトルは、大橋史紀教諭が教員研修で知り「本を好きになってもらいたい」という一心で始めた。月に1度のバトルの前に、児童は本を読む。紹介原稿はなく、実際に本をめくって挿絵を見せたり、物語を話したりと児童は自由に紹介し合っていた。その後、テーブルごとに一番読んでみたいと思ったチャンプ本を指差しで決めた。
『こまったさんのハンバーグ』を紹介し、チャンプ本に選ばれた江川ゆあさん(5年)は「選んでもらってとってもうれしい」と話した。真剣に紹介を聞いていた同じテーブルの児童は「紹介で笑わせられたりして面白かった」と話した。