駅弁でも人気の鯛めしや、地魚のアジやかますを使ったハンバーグ、かまぼことしらす干しのトーストなど、地元の食材を積極的に取り入れている小田原市の学校給食。小田原産の農産物や子どもたちが好きな給食メニューを知ってもらおうと、10月21日と22日の2日間、ハルネ小田原で学校給食展が行われた。
台風21号が接近する中にも関わらず、買い物の途中に足を止める人で展示会は2日とも賑わった。未就学児を連れて立ち寄った市内南鴨宮の島田智史さんと麻衣さんは「地元の食材で安心です。地元で作っているものを知ることができて、給食を通して勉強になる」と話していた。
橘学校給食共同調理場で栄養士を務める瀧口春美さんは「お肉が好きな子どもが多いが、伝統的な魚料理や煮物料理を提供し、和食の美味しさを伝えていけたら」とメニューへの思いを語った。
11月から導入予定の「湘南ゴールドゼリー」などの試食も実施。かつお節削り体験やJAかながわ西湘による農作物の展示も行われ、新米のつかみ取りは2日間で約150人が参加した。