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そばの可能性探る挑戦 久津間製粉 株式会社
2015年から4代目として会社を率いる久津間裕行社長。創業110余年の歴史を尊重しつつ、時代のニーズに合わせた柔軟な発想で挑み続ける”久津間スタイル”は健在だ。NHKの番組でスーパーフードとして紹介され、脚光を浴びるそば。その様々な可能性を引き出そうと新たな取り組みにも乗り出している。
痩せた土壌でも育ち、他の農作物が不作であってもしっかりと実をつけるそば。荒々しい環境下でも健気に生き抜く強い生命力をもつ植物だが、北海道の契約農家を訪問した際、裕行社長が目にしたのは小さな一粒ひとつぶの実を手塩にかけて育てる様子だった。
おいしいそばを作りたい――。ひしひしと伝わる農家のひたむきな思い。これを知った以上、仕事に熱く、情に厚い男が燃えないわけがない。「こっちも丁寧に製粉しなきゃバチがあたるでしょ」。だからこそ、代替わりしてもなおこだわり続ける「石臼挽き」。熱や圧力をかけないため、そば本来の風味をそのまま残すことができるからだ。
だが、ゆっくりと時間をかけて挽くため、生産能力は低い。商売の観点でみれば必ずしも効率の良い方法ではないが、「利益ばかり追求するのではダメ」。そんな仕事に対する姿勢も、先代の康允会長から継承した一面だ。
そば粉で洋食!?
「子どもの頃、どこに行っても『後継ぎさん?』って言われて。意味が分からなかったけれどね」
生まれた時から常に身近にあったそば。魅力をとことん知り尽くしているからこそ、より多くの人に親しんでもらおうというのは必然。スタイルにこだわらず、そば粉を使ったピザやガレットなど新たな食べ方も提案するほか、海外への輸出にも積極的だ。
石臼挽きの伝統は守りつつ、新たなそばの可能性を切り拓く。4代目の挑戦は始まったばかりだ。
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こどもタウンニュースけんせい4月18日 |
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