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「鬼太鼓座」の木下さん凱旋 3月24日 大井町で公演

文化

公開:2018年1月13日

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取材に応える木下さん。場所は父・泰徳さんが主宰するギャラリーNEW新九郎にて
取材に応える木下さん。場所は父・泰徳さんが主宰するギャラリーNEW新九郎にて

 日本全国、世界各国で演奏を披露するプロの和太鼓集団「鬼太鼓座(おんでこざ)」が、3月24日(土)に大井町にやって来る。7年ぶりとなる神奈川県内での公演では、小田原市栢山出身のメンバー・木下直人さん(29)も舞台にあがる。

 ふんどしを締め、バチにすべてのエネルギーを込める。1969年の創設以来、その名を国内外に知らしめてきた鬼太鼓座で、木下さんは2012年11月から活動を続けている。

 「『うまい』とか『カッコいい』と思う和太鼓のグループは多いんですが、鬼太鼓座の場合は『よくわかんないけどすごい』という感じ」。自身の集団をそう形容する木下さんは、演奏者の人生が見えてくるようなパフォーマンスを目指し、自らを追い込んでいる。

 稽古の主な拠点は、埼玉県東秩父村。最寄駅まで15Km、山中の廃校になった小学校で木下さんを含めた6人が共同生活を送る。朝6時、10Kmのランニングで1日がスタート。「唯一の自由時間」と木下さんはいい、遠征時でも行う約1時間の早朝ランは、観光やリフレッシュに欠かせない時間となっている。午前中はそうじに写経、本読み、太鼓のチューニングと練習。午後も、練習は個人2時間、全体で1時間とみっちりだ。

 木下さんと和太鼓の出会いは、高校1年のとき。相洋高に入学し、新入生歓迎会で見た和太鼓部の演奏に「衝撃的だった」と心を奪われた。全国大会に出場し、大学に入ってからも高校時代の同志たちとグループを作ってバチを握り続けた。

受け入れた「運命」

 大学卒業後にアメリカへ農業研修に出た。東京農業大学出身の木下さんにとって、就職と向き合うための1年半だった。しかし、「忘れようとしていたものに火がついた」。偶然にも現地で訪れたイベントで、かつてビデオで見た鬼太鼓座の元メンバーたちに出会った。稽古場で一緒に演奏もした。帰国後、知人を介して鬼太鼓座に誘われ、「運命」を受け入れた。

 以降、『一生懸命やれ』『わざとらしくやるな』という創設者の教えを木下さんは守ってきた。「僕たちは難しいことはやっていない。それでも、突き詰めていくのは大変ですね」と笑い、「公演では必死な姿を見てほしい」と話す。

 木下さんが凱旋する3月公演は、大井町生涯学習センターで午後5時30分開演。1月10日からチケット販売を開始し、伊勢治書店ダイナシティ店やハルネ街かど案内所などで購入可。前売券は大人3000円、高校生以下1500円、未就学児無料。(問)実行委員会【電話】0493・81・6411

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