小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年1月27日
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耕作放棄されたミカン畑をレモン栽培で再生しようとする県西地域大学連携事業(慶應義塾大学、小田原市、神奈川県)の一環として1月18日、片浦地区で農地の整備作業が行なわれた。
大学生や小田原養護学校の生徒、市職員ら40人以上が参加し、鎌やスコップ、のこぎりを手に、斜面に広がっている雑草や枯れ木を協力して取り除いた。養護学校大井分教室の窪田譲室長は「耕作放棄地の整備を通じて、将来の就業を見据えた経験を生徒たちにさせ、また地域への貢献を図りたい」と話した。
今年、地元農家の協力を得て整備面積を20アール拡大する。事業をリードする同大学大学院・都丸孝之特任准教授は「作業効率、収穫量、単価から計算するとレモンはミカンに比べ収益が3・7倍良い。新たに整備した農地にレモンを植樹して耕作放棄地の拡大防止に努めたい」と話した。