小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年2月10日
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永塚在住の画家、安藤ニキさん(33)がこのほど南町の清閑亭で個展を行った。2010年にデビューしてから、独自の空想世界「プルガダイス」に生きる人々を描き続けてきた安藤さん。今回はほかにも向日葵や森を描いた作品も数多く出展した。
向日葵の作風は10年前からイメージしていたもの。お盆や終戦記念日がある8月に咲くことから、向日葵は「火宅の花」だという安藤さん。枯れた姿のまま石化し、永遠に立ち尽くしている様子に、「人の罪を背負っている姿」を連想するという。
また、2016年からは青一色で世界観を表現する作品も増えてきた。油絵や鉛筆、ペンなど画材はさまざま。今後も「プルガダイス」をはじめ、「隣り合わせの世界」を描き続けていく。