神奈川県ソフトボール協会によるソフトボール教室が2月5日、東富水小学校6年生を対象に行われた。今年度は鎌倉市、寒川町の小学校に次ぎ3校目の実施。日本女子ソフトボールリーグ2部に所属する花王コスメ小田原女子ソフトボール部の佐々木百合香監督、菊地咲絢主将、林舞美選手、高橋悠衣選手と同協会のメンバー13人が指導した。
78人の児童らはキャッチボールにはじまり、ゴロやフライのキャッチにも挑戦。ティーバッティングではクラス対抗バトルも行われ、児童たちの表情には終始笑顔が絶えなかった。「トップアスリートが持つ技能や経験は、学校の授業だけでは学べないもの。この体験を大切にしてもらえたら」と、田中誠校長は話した。
中学1年生からソフトボールをはじめたという菊地主将は「のみ込みが早く、驚きました。ボールを投げる際に肘を上げるのが難しいのですが、教えるとすぐにできるようになりました」と感心した。「積極的に取り組んでいる姿に心を打たれました。仲間がいないとできないチーム競技なので、みんなで楽しんでもらえるきっかけになれば」と佐々木監督。参加した児童・金子愛里さんは「ソフトボールは得意ではなかったから不安だったけれど、優しく教えてもらえてうれしかった。バトルのときは仲間と盛り上がることができて楽しかった」と振り返った。