小田原サッカー協会第4種少年委員会が主催する「第14回委員長杯争奪ジュニアサッカー大会」(小学6年生)で、下曽我TFVが初めて頂点に立った。22チームが参加し、10月から熱戦を繰り広げてきた同大会。準決勝、決勝は1月28日に、富水小学校グラウンドで行われた。
協会長杯、小田原カップともに準決勝でPK負けし、涙をのんできた下曽我。その悔しい経験から「必ず優勝しよう」と全員で誓い、大会に挑んだ。決勝の矢作SC戦では、前半14分に先制するも猛反撃を受け防戦一方に。「どんな状況になっても弱気にならず、自分たちのサッカーをしよう」という曽我和之監督の指示通り、選手たちは集中力を切らさずにアディショナルタイムにカウンターで追加点を奪い2対0で勝利を呼び込んだ。
キャプテンの鈴木風太君(下曽我小6年)は、「みんなで頑張ったから優勝できた。卒業までの残りの大会、今日のように1回でも多くみんなと試合ができるように頑張ります」と意気込みを語った。曽我監督は「先輩たちがいる千代中の県準優勝が良い刺激となりました。先輩たちの背中を追い努力してきた6年生。『努力は実を結ぶ』を胸に刻み、これからも活躍してほしい」と選手たちにエールを送った。
なお、準優勝に矢作SC、3位に富水SCが輝いた。
U-8は矢作に栄冠
小田原市の北ブロック7チームと市内外から5チームを招いて行われた「第35回湘北カップU-8大会」が1月28日、東富水小学校グラウンドで開催された。小学1、2年生の元気な声がピッチに響き、選手たちはボールを追いかけ果敢に相手に挑んだ。
栄冠を手にしたのは矢作SC。準決勝のくずは台キッカーズ(秦野市)に6対1で勝利すると迎えた決勝、林間SC(大和市)に失点を許さず4対0で優勝を掴んだ。
「誕生日の仲間に優勝をプレゼントしよう」と気持ちを一つにして挑んだ矢作。副キャプテンの榎本祐己君(矢作小2年)は、「けがで出場できなかったキャプテンの分も、みんなで力を合わせて頑張った。これからも、点を決めて失点0に抑えられるチームをめざし、練習を頑張りたい」と笑顔を輝かせた。石黒和樹コーチは「選手一人ひとりが課題に取り組み、試合で発揮できた。また、仲間を思う気持ちが素晴らしいチーム。これからもこの気持ちを大切に、個人スキルを高め、広いところへ展開していくサッカーをめざしていきたい」と話した。