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開成町瀬戸酒造店 自家醸造を再開 38年ぶり、4日に蔵びらき

経済

公開:2018年3月2日

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森社長と小林杜氏 =瀬戸酒造店の麹室
森社長と小林杜氏 =瀬戸酒造店の麹室

 開成町金井島の瀬戸酒造店(森隆信社長=人物風土記)で3月4日(日)に、38年ぶりに自家醸造を再開する蔵開きが行われる。

 幕末の慶応元年に創業し、旧小田原藩の代表銘柄「酒田錦」を醸造していた瀬戸酒造店は1980年に自家醸造を断念していた。

 開成町の役場関係者や商工会関係者らの周辺で酒造復活の機運が高まるなか、東京都渋谷区の建設コンサルタント「オリエンタルコンサルタンツ」(野崎秀則社長)が取引先のゼネコンから開成町で酒造復活を望む声があるとの情報を得た。

 2017年4月に同社の地域活性化事業として瀬戸酒造店を100%子会社化し、醸造所や井戸などを新たに整備。自家醸造再開に向けた”酒蔵再生事業”が進められてきた。

 同社では、開成町が同時期に進めていた「あしがり郷瀬戸屋敷」の指定管理者にも応募。地域との交流を深めるなかで企画した事業提案が採択され、17年4月から指定管理者として瀬戸屋敷の運営も担ってきた。

 瀬戸屋敷を媒体に、東京農大醸造科学科(世田谷キャンパス)や町内の吉田島高校などと連携し、「発酵」をテーマにした食品開発にも取り組み、開成町の地域活性化に取り組んでいる。

 瀬戸酒造店では開成町産の酒米でつくる「酒田錦」のほか、全量小仕込みの「セトイチ」、開成町の花あじさいから抽出した酵母でつくる「あしがり郷」を3月4日から仕込み始める。

 初出荷は6月初旬。あじさい祭りに合わせて予定している(瀬戸酒造店/【電話】0465・82・0055)。
 

「あしがり郷」のラベル
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