商工会議所が「合同入社式」
小田原箱根商工会議所(鈴木悌介会頭)は小田原お堀端コンベンションホールで4月3日、合同入社式を開催した。新入社員に職場の垣根を超え仲間を作ってもらおうと実施しているもので、今年で3回目。32事業所から141人が参加した。
鈴木会頭は「地域をあげて皆様を歓迎します。小田原と箱根、これほど働きやすい場所はありません」とあいさつ。加藤憲一市長は「この地域で働くことの誇りを胸に社会人生活をスタートして欲しい」と言葉を贈った。
初めは緊張していた参加者もビジネスマナー研修や懇親会を経て、徐々に打ち解けていった。
TBSテレビ星の王子さまミュージアムに入社した長谷川日菜さん(20)は横浜市出身で、就職で小田原に引っ越してきた。「知り合いがいないと不安なので、こういう機会を設けてもらい嬉しい」と笑顔で話した。
外国人雇用も新たな力に期待
多様化するニーズに応えようと外国人を正規採用する動きも広がっている。携帯販売の(株)アベストミヤケは2日、台湾出身の3人を含む12人を新入社員として迎えた。花岡徹社長は「仕事は正直に」と心得を説くと3人は流暢な日本語で抱負を述べた。同社はアジア圏の採用活動を展開し「国境を越えたチームワークに期待」と話した。