小田原版 掲載号:2018年4月14日号
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ダイバーシティ経営企業表彰 川田製作所が県西初受賞 多様な人材活用が評価

社会

受賞式に臨む俊介副社長(左)と隆志社長
受賞式に臨む俊介副社長(左)と隆志社長
 経済産業省は3月22日、全国21社を「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選定した。神奈川県内の企業では中新田の(有)川田製作所(川田隆志社長)が選ばれ、県西地区では歴代初の受賞となった。

 ダイバーシティ経営とは多様な人材が能力を発揮できる機会を提供し、企業の価値創造につなげること。ワーキングマザーの視点を生かした企画立案、外国人留学生が活躍できる基盤構築などがあげられ、経産省ではこうした経営に取り組む企業の裾野を広げようと2012年度に表彰制度を設け、昨年度までに205社を表彰している。

 1969年創業の川田製作所は、主に自動車部品を製造する金属プレス加工会社。市民との関わりが薄い町工場だが、「良い雇用の場をつくることも地域貢献」と考え、川田俊介副社長(47)が就任した2009年以降は障害者・高齢者・外国人の雇用にも積極的に取り組んできた。

 さまざまな人が集まって刺激が生まれ、組織は活性化。その結果、7年間で取引先はほぼ倍増、売上も3・4倍に増大した。こうした実績が評価され、受賞に至った。

互いに好影響

 障害者・高齢者・外国人は計14人で全社員の約7割。障害者が働きやすい環境を整備することが、当然のようにこなしていた仕事を見直す機会となり、業務の効率化にもつながった。俊介副社長は、「障害により辛い経験もしてきたと思うが、だからこそ人が嫌がることをしない」と、彼らの人柄も周囲に好影響を与えていると話す。

 4人の高齢者の最高齢は78歳。経験に基づく技術の高さや知識の豊富さだけでなく、自らを律して働く姿勢は他の模範だ。フィリピンやベトナムから来た外国人は、母国の家族を支えるために稼ごうという意識が高く、残業も率先して引き受けてくれる。それぞれの特徴が合わさることで、よりよい職場環境が築かれているという。

 受賞にあたり俊介副社長は、「小さな会社でも色々なことができることが評価され、すごくうれしい」と感想を話した。

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