小田原版 掲載号:2018年5月5日号
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メリーカップ おしゃれ横丁で復活 「市民の思い出残したい」

社会

カップに腰かける杉山会長
カップに腰かける杉山会長
 老朽化により今年2月に撤去された小田原城址公園内「こども遊園地」の回転遊具「メリーカップ」がこのほど、小田原駅東口のおしゃれ横丁商店会に設置された。40年以上にわたって市民に親しまれた遊具が再びモニュメントとして蘇る。

 メリーカップは遊園地開園から20年が経過した1970年に登場した。全部で9基あり、側面には動物たちのイラストが施されていた。乗車1回80円と格安なこともあり、2007年から08年には年間約42万枚の利用券を販売するなど人気だったが、16年9月に同園の大型遊具を対象に行った非破壊検査で不具合が発覚。主軸となる本体の支柱部分に腐食による亀裂などが見つかった。

 これを受け、小田原城総合管理事務所は撤去を決定。市民団体が遊具を題材にした自主映画の制作に乗り出すなど撤去を惜しむ声があがるなか、同商店会では商店街の一角にカップの設置を検討。同会の杉山京介会長は「昔懐かしいカップが処分されるのは残念。市民の親しんだ思い出を大事にしたい」と市へ譲渡を依頼した。

 市は譲渡の際、「市民が大事にしたメリーカップの姿をきちんと残してほしい」と快諾した。

 撤去されたうち一基を譲り受けた同会は、色を塗りなおし、ハンドルを取って修理したものを4月末に設置。背景の壁面には、かつてこども遊園地にあった観覧車や飛行塔などの絵を描いた。カップの側面にはイラストを描く予定で、5月19日(土)のイベント「しゃれイチ」で除幕式が行われる。

 カップ内は座って写真を撮ることもできる。杉山会長は「フォトスポットとして多くの人にメリーカップを大切にしてほしい」と話している。

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