小田原酒類業懇話会が4月20日、小田原駅東西自由通路で未成年者飲酒防止強調月間キャンペーンとして、生徒・学生ら未成年者を対象に啓発品を配った。この日は小田原城北工業高校の生徒や同校のキャラクター・ジョーホくん、税務署、警察署、JR東日本の職員らも協力し、未成年者飲酒防止を啓発した。
小売店や造り酒屋などで構成される懇話会の会員は啓発品を手に、帰宅途中の生徒・学生に積極的に配布。参加した会員は「酒を作ったり、売ったりする側の私たちは、ともすれば、犯罪のほう助にもなりかねない。未成年者が飲酒し、交通事故を起こした事例もあるのでしっかり伝えないと」と話した。
啓発品のティッシュやボールペンを手にした高校生は「お酒はあまり飲もうと思わない。親が酔って痛い思いをしたといっていたので」と話す生徒がいる一方で、「親戚の集まりで少し飲んだことがある」と正直に答えながらも「飲んじゃだめなんだと思った」と改心する姿もあった。
中井善信副会長は「この活動で未成年に『飲まない』が広まってほしい。未成年の飲酒による過ちが全国で起きているがこの地区ではないように努めたい」と話した。